― “Incomprehensible”を超えられたか?
※リリース前の所感は先行記事にて書いていました:
🔗 Big Thief『Double Infinity』新作プレビュー(2025年8月7日)
Pitchforkでの評価は 7.6。
実際にアルバムを通して聴いてみて、Pitchforkのスコアも踏まえつつ、あらためてまとめてみました。
これまでの高スコア続きの流れからするとやや控えめだけど、実験性と詩的な即興性に踏み込んだ一作だったように感じた。
言葉じゃなくて、感情の揺らぎや空気で語ろうとする姿勢がはっきりしてる。
📌 Pitchforkレビューの注目ポイント
- 音像の開放と感覚重視
明確な“曲”というより、フォークの枠を壊したような柔らかい構成。ノイズ、即興、余白が多い。 - 録音背景の変化
ベーシストが抜けたあとのセッション形式で、流れに身を委ねたようなサウンド。 - 「Incomprehensible」のような言語外表現
言葉じゃなくて、伝わる空気みたいなものを重視してる印象。 - 詩的な断片構成
「Grandmother」や「Los Angeles」では、情景が断片的に浮かんでくる感じ。ストーリーというより記憶に近い。
📊 過去作とのスコア比較(新しい順)
| アルバム | 年 | スコア |
| Double Infinity | 2025 | 7.6 |
| Dragon New Warm Mountain I Believe in You | 2022 | 9.0(BNM) |
| Two Hands | 2019 | 9.0(BNM) |
| U.F.O.F. | 2019 | 9.2(BNM) |
| Capacity | 2017 | 8.3(BNM) |
| Masterpiece | 2016 | 7.7 |
✍️ 個人的な感想
Big Thiefは、これまでちゃんと聴いてきたわけじゃなくて、
『Masterpiece』に入ってる“Masterpiece”って曲だけ知ってて、それはかなり好きだった。
で、今回『Double Infinity』の先行曲「Incomprehensible」を聴いて、
ちょっとアンビエントっぽくて、瞑想的な雰囲気がめちゃくちゃ良くて、これはアルバム楽しみだな〜ってなった。
でも実際聴いてみたら、その空気感は確かにあったけど、“普通のフォークソング”も思ったより多かった印象で、
自分の中では「Incomprehensible」がやっぱ一番だったかな。あれを超える瞬間はなかったかも。

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