― クラブの余韻、その先へ
最新アルバム『EUSEXUA Afterglow』がリリースされた。
前作『EUSEXUA』に続く一作ではあるが、単なる続編ではなく、“夜が終わったあと”を描くコンセプトアルバムとして高い評価を受けている。
Pitchforkでは詳細なレビューとともに、感情の残響を音にしたような作品として紹介され、注目を集めている。
📌 アルバム情報
- アーティスト:FKA twigs
- タイトル:EUSEXUA Afterglow
- リリース日:2025年11月14日
- レーベル:Young
- Pitchforkスコア:8.2 / 10
- Apple Musicリンク:
▶︎ EUSEXUA Afterglow – FKA twigs
🔍 Pitchforkレビュー要約
- 本作は『EUSEXUA』のデラックス版として構想されたが、結果的に完全に独立したアルバムとして仕上がった。
- Pitchforkは「クラブで踊り明かしたあとの余韻を描いている」とし、“音楽のアフターグロウ”=残光や余波を繊細に表現していると評している。
- ハードなテクノビートやベースラインから、歪んだシンセ、静謐なボーカルまで、音の密度とグラデーションが非常に豊か。
- 曲ごとにテンションは異なるが、たとえば「Love Crimes」のようにエッジの立ったトラックがあれば、「Slushy」「Lost All My Friends」ではアンビエントのような浮遊感を描くなど、全体の流れがまるで朝へ向かう感情曲線になっている。
💬 所感(個人的な印象)
正直、今年はじめに出た『EUSEXUA』の方がインパクトはあったかな、というのが率直な印象。あの作品に漂っていたサイバーパンク的な緊張感や、ディストピアっぽさが、今作では少しトーンダウンしていて、感覚として“静かになったな”と感じた。
ただそのぶん、『Afterglow』では揺らぎの描写や感情の残像のような部分が丁寧に表現されていて、いわゆる「派手なアルバム」ではないけれど、長く残る作品になっている気がする。
クラブの帰り道や、ひとりになった夜の部屋で流すには最高の音楽。そういう意味では、自分の中でもう少し時間をかけて育てていきたい一枚。

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