🎸 Interpolのアルバム、Pitchforkでどう評価されてきたか?

― デビュー作の神格化とその後の“冷めていく”軌跡

2000年代以降のNYインディ・リバイバルの象徴として語られることの多いInterpol。

ここでは、彼らのスタジオアルバムに対するPitchforkのレビュー評価(10点満点)をリリース順にまとめてみた。

デビュー作の神格化から、徐々に冷静になっていく評価の流れ、そしてリスコア(下方修正)まで、Pitchforkらしいツンとした距離感の変化がはっきりと見えてくる。

📊 Pitchforkレビュー一覧(リリース順)

アルバム名リリース年Pitchforkスコア短評
Turn on the Bright Lights20029.5 → 7.0(リスコア)ダークで鋭く、クールなNYポストパンクの金字塔。のちにリスコアで評価は下方修正された。
Antics20048.5 / 10(Best New Music)初期の勢いとスタイルを維持しながら、さらに洗練されたポップセンスを獲得。
Our Love to Admire20076.0 / 10メジャーデビュー作。サウンドに厚みは増したが、楽曲としてのまとまりや鋭さはやや後退。
Interpol20104.6 / 10暗く重いセルフタイトル作。雰囲気の重厚さはあれど、勢いの失速と冗長さが批評の焦点に。
El Pintor20145.9 / 10原点回帰的なアプローチを取ったが、創造性や切れ味には乏しいという評価。
Marauder20186.1 / 10政治的・社会的テーマを盛り込んだ挑戦作。音的には大きな変化なしとされ、賛否が割れた。
The Other Side of Make‑Believe20226.2 / 10わずかに開けた音像を持つ再起作。深く沈み込むようなトーンは維持しつつ、柔らかさが加わった。

🧠 評価の流れをざっくり整理

  • 初期2作(2002〜2004)はPitchforkからも文句なしの絶賛。
  • 2007年以降は5〜6点台を推移する中堅評価に落ち着いている。
  • 「Turn on the Bright Lights」のリスコア(9.5 → 7.0)は、Pitchforkの価値観の変化を象徴する例。

✍️ パーソナルメモ:私にとってのInterpol

Interpolとの出会いは2007年。ちょうど3rdアルバム『Our Love to Admire』が出た頃だった。

シングル「The Heinrich Maneuver」がかっこよくて、MV含めて完全にハマった。

今は脱退してしまったけど、当時のベーシスト、カルロスDの佇まいが本当にクールだった(今なにしてるんだろう?)。

その後、1st・2ndも遡って聴いて、やっぱり深くハマった。

1stでは「Obstacle 1」、2ndでは「Slow Hands」が特に好き。

どちらもユニークで攻めたベースラインが印象的で、あの音の動き方ひとつで楽曲の空気がグッと締まっている感じがたまらない。

それ以来、今でもシングルはもちろんアルバム単位でもよく聴き返すバンドのひとつ。

Pitchforkのスコアが落ち着いてからは少し距離が空いた時期もあったけれど、

Bloc Party同様、新作が出れば必ずチェックしたくなるし、静かに応援している。


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